車売却

事故車

事故車と修復歴車の違い・定義とは

信号待ちで少し気が緩んでしまい、ウッカリとしてブレーキから足が離れていたようです。
よそ見をしている間に極低速で前方に停まっている車にコツンとぶつけてしまいました。

歩くよりも遅い、そんな速度ですからお互いに怪我もなかったのですが、双方のバンパーが凹んでしまい交換が必要です。
すぐに保険で解決することになりましたが、前方に停まっていた車のドライバーさんから「バンパーを交換するのだから事故車になってしまった。その分を修理価格に考慮し上乗せして欲しい」と主張されました。
ところが保険屋さんから伝えられた答えは違いました。
「修復歴有りとなって査定額が落ちてしまう場合、見積額に若干の考慮をすることがあります。しかし、バンパーの交換だけでは修復歴有り=事故車という扱いにはなりませんから、買い取り額などは変わりません。保険金はバンパーの修理費用のみとなります」

バンパーの交換をした場合は事故車=修復歴車とはならないのでしょうか?

事故によって車の損傷した部品を交換したり修理をおこなったりした場合、全てが事故車の扱いになると勘違いをされている方が多いようですが実際は違います。
実際に中古車販売業者やオートオークション会場、及び自動車査定協会が「修復歴有り」と定義しているのは、「自動車を構成する構造材であるフレームないしモノコック部分に修正を施した略歴がある車輌」となります。

現代の乗用車では殆どの場合、直接の構造材とならないバンパーのみを交換した車は修復歴車=事故車とはなりません。
車のバンパーを構成しているのは、ボディ外板となるバンパーカバー・車体の構造物であるクロスメンバー・それらを繋ぐホースメントの部品、他にネジ類が少々です。
この中で自動車の構造材にあたるクロスメンバー部分に損傷や修復跡が見られないときは、修復歴とはなりません。

ピンと来ない方は高層ビルを思い浮かべて下さい。
しっかりとした骨組みを組み、それに壁などを組み合わせてビルは建てられています。
例え壁が崩れても骨組みに問題が無ければビルが崩れることはありません。骨組みがビルを構成する構造物となっているからです。
ところがこの骨組みに何らかの損傷があれば、ビルが倒れてしまう危険が発生しますので交換なり修正なりを施し、真っ直ぐに立った状態を保つ必要があります。
自動車の場合も構造物となる骨組みに損傷ないし曲がりを起こした場合は、修正を施す必要があります。
・フレーム (サイドメンバー)
・クロスメンバー
・インサイドパネル(インナーフェンダー)
・ピラー
・ダッシュパネル(バルクヘッド)
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア
以上の各部位が自動車の骨組みを構成するとされており、この骨組みの交換または曲がりの修正歴がある車輌を「修復歴有り」としています。

※フロントガラスの交換・ラジエターを支えるコアサポート交換・インナーフェンダー・トランクフロアの修正跡については、中古車店・オークション・査定協会それぞれ基準が異なるため、「修復歴」扱いになるかどうかは見解に差があります。
それぞれ「軽い事故があった」と言う扱いにしている様です。

-事故車

Top

Copyright© 車売却 , 2020 All Rights Reserved.