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【完全版】オービスとは?光るとどうなる?通知を無視すると逮捕?車屋が解説

2018年10月19日

結論を先に述べると…

・オービスは自動で速度違反を取り締まる装置
・オービスが光ったらほぼ気付く
・一般道で30~50キロオーバー未満の場合は違反点数6点、免停期間30日(講習で1日に短縮可)
・一般道で50キロオーバーの場合は違反点数12点、免停期間90日(講習で45日に短縮可)
・高速道路で40~50キロオーバー未満の場合は違反点数6点、免停期間30日(講習で1日に短縮可)
・高速道路で50キロオーバーの場合は違反点数12点、免停期間90日(講習で45日に短縮可)
・罰金はいずれのケースもおよそ7~8万円が相場

楽しいドライブ。
整備された高速道路や混雑のない一般道。
ついついスピードを出したくなってしまいますよね。

しかし、公道にはスピード違反を取り締まる為のオービスという装置が設置されています。

今回は、スピード違反を取り締まる装置オービスが光った場合の流れや対処法、対策などをお話していきます。

オービスとは

オービス(ORBIS)大辞林第三版の解説では、

速度違反を犯した自動車を発見し、違反速度と運転者・ナンバープレートの写真を自動的に記録する装置の俗称。日本では1978年(昭和53)より設置・運用を開始。 〔商標名が一般化したもの〕

とあります。

要するに「速度超過の車両を関知して、自動的に写真を撮影し、速度違反を取り締まる装置」という解釈で間違いないです。

速度超過を原因とする交通事故の防止を目的としています。

パトカー・白バイでの取締と違い、設置型では24時間365日稼働で警察官が立ち会う必要もありませんから、取締効率化の一環として全国で見ることが出来ます。

オービスはどう光る?光り方は?

オービスでの取締にて検挙された経験者から聞いた話では、まず赤外線フラッシュの赤い光に驚いた方が多かったです。

自動車のフロントガラスは太陽光などの反射があるため、普通に撮影しては巧くドライバーを写し出せないことがあります。
そこで、確実に車内までを記録出来る赤外線フラッシュでの撮影となります。
一般的なストロボとは違い、経験したことが殆どない種類の光が当てられるため、ちょっとした驚きがあるという事でしょう。

赤外線フラッシュを使う理由がもう一つあります。
一瞬視界を奪われる一般的なフラッシュは、高速道路では危険な事も理由だと思います。
どのタイプのオービスでも昼夜関係なく、赤いフラッシュを浴びて撮影されたら、気がつかないなどということはありません。

間違いなく撮影されてしまったことは分かるはずです。
撮られるとほとんどの人がその赤い光に気付きます。

オービスに撮影されるとどうなる?出頭前の流れは?

オービスに撮影されたらどうなるのかという事ですが、
まず大前提として、一般道では30km/h以上、高速道路では40km/h以上の重大な速度超過違反によって検挙された場合、違反点数は6点です。
オービスでの撮影は、これ以下の速度超過では撮影されることは滅多にありません。

旧式のオービスでは撮影枚数に制限があり、軽微な速度超過まで撮影しているとあっという間にフィルム切れとなってしまったため、重大な違反車両のみを取り締まっていた名残です。

6点以上の違反点数が1度で加算される場合、軽微な違反とは全く種類が異なります。

警察官が発行する所謂交通反則切符も青から赤へと変わり、その名称も「交通反則告知書」から「告知書」へとなります。

これは交通前科として記録され、1度の違反で刑事処分と行政処分の両方を受けることを意味するのです。
違反により警察から徴収されるお金も、軽微な違反での「反則金」から「罰金」と全く異なる性質の物となります。

オービスのタイプにより期間に違いがありますが、この赤いフラッシュを経験した数日後から一ヶ月程度のあいだに、警察から車検証に記載された車の使用者の元へ普通郵便にて出頭通知が届けられます。
車の使用者へ通知が出される理由は、運転者が持ち主とは限らないため、その日に運転していた人を特定可能なのは車の使用者(所有者)という理由です。

この段階ではまだ罪が確定されているわけではありません。

出頭通知には、撮影をしたオービスが設置された都道府県の警察署へ出頭するよう記載されています。
旅行先でオービスを光らせてしまった場合、下手をするととんでもなく遠くまでもう一度行く必要かと思われがちですが、実際には「異議申し立てをしないこと」を条件に、出頭先を最寄りの警察署へ変更して貰うことが可能です。
(出頭通知にはその旨が記載されております)

出頭する際に持参する物は運転免許証と車検証(他の方の車を運転していた場合はコピーでも可)印鑑(シャチハタ不可)となります。

出頭命令を無視するとどうなる?

この通知は普通郵便のため「気がつかなかった」「関係ないと思った」など様々な理由で出頭してこない方もたまにいるそうです。
普通は暫くすると2通目が届きます。
しかし、それを無視してそのままにしておくと、通知書には「出頭拒否が続けば逮捕されることがあります」と記載があり、実際に逮捕された事例もあるので、素直に出頭するのが良いでしょう。

オービスに撮影されたら逃げられない

「もしかしたら顔やナンバーが上手く写っていないかもしれない」などという幻想は持たない方が賢明です。
警察署で提示される写真には、撮影日時と共に驚くほど鮮明に運転手の顔や服装と車のナンバーが写っていると聞いています。
まず言い逃れは出来ないので、出頭通知が届いたら素直に出頭することを強くお勧めします。

出頭後の流れ

出頭後は違反の事実確認と調書の作成になります。
自分の運転する車種とナンバー・鮮明に撮影された写真データを見せられ、事実確認を行います。

運転手の顔はハッキリ写っていますから、否認はほぼ出来ないと思って間違いありません。
普通に違反を検挙されたときにお巡りさんが違反切符を書き込みますよね?それとほぼ同様のことをします。

ただし、違反切符ではなく被疑者への調書という形で行われることをお忘れ無く。

処分について

処分には刑事処分行政処分があります。
オービスに引っ掛かった際はこの2つの処分を受ける必要があります。
刑事処分は裁判所から「出廷通知」、行政処分は公安委員会から「運転免許停止処分書」が内封された封書が届きます。
どちらが先に届くかは分かりませんが、基本的には裁判所からの出廷通知が先という事が多いようです。

刑事処分

まず、刑事処分から説明します。
警察へ出頭してから早くて3日程度、長くても1ヶ月ほどで裁判所から日時を指定された出廷通知が届きます。

基本的にお住まいの地域を管轄する簡易裁判所が指定されます。
どうしても都合のつかない日時が指定されていた場合、裁判所へ電話にて相談すると変更が可能です。

裁判所へ行くと、中に専用の受付があります。
そこで違反内容確認と略式裁判にて刑事罰を決定する旨に同意する署名・捺印をします。

次に案内される場所では検察官により事実確認が行われます。
実際は調書に不備がないかを確認するだけです。

ここで反省を述べる時間がありますので、しっかりと反省していることを伝えましょう。
調書内容に基づき罰金の額は決められるのですが、態度が悪いと額が変わることもあり得ます。

一応、刑事罰の規定では、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金とされています。

オービスが光った場合に最も多い罰金は7~8万円と言われています。

その後、略式裁判へと移りますが、これは驚くほどあっさり終わります。
名前を呼ばれたら名前と生年月日を応え、略式命令書を受け取ります。

ここに罰金額が書かれた告知書(赤切符)を受け取ります。

出頭時に危険運転とみなされてそのまま逮捕されるような悪質なケースを除き、オービスでの罰金は上限が10万円となっています。(以前は全ての交通違反の罰金上限は10万円でした。現在は酒気おび・飲酒運転・危険運転の上限が30万円となっています)
罰金の支払いは裁判所内ですることが出来ますから、現金を持って行くと後からわざわざ金融機関に行く必要がありません。

罰金が一度に払えない場合は、分割払いにする事も可能です。

分割払いにしても罰金が期日までに支払われなかった場合は、労役場で1日5000円で強制労働をすることになります。

これで刑事処分は終了です。

※尚、未成年の場合、刑事処分の内容が異なります。
簡易裁判所ではなく家庭裁判所からの出廷通知となり、保護者同伴にて出廷~保護観察処分となります。
罰金刑ではなく、保護司との面談が義務づけられます。保護観察期間は出廷時に決定します。

行政処分

次に行政処分です。

基本的には違反速度によって、30日または90日の免停処分が下されます。
警察への出頭後およそ2週~1ヶ月の間に前述した公安委員会からの「運転免許停止処分書」が届きます。

免許センターまたは警察署にて免許の停止処分を受けます。
処分書を持参すると免許証を預けることとなりますが、停止処分者講習を受けることにより30日の免停期間の場合は1日、90日の免停期間の場合は45日にそれぞれ短縮されますので、免許センターへの出頭がお勧めです。
1日または45日の免停で済むので、受けない手はありません。

費用は30日免停では短期講習として12,600円、90日免停は長期講習で25,200円です。

30日の免停の方は6時間の講習を受けることで当日中に免許を返還して貰えます。

90日の免停の方は6時間×2回の2日間の講習となります。

そのため、免許を預けに行った日に1回目の講習を受け、45日目の最終日に併せて2回目の講習を受けると、帰りに免許を受け取ることが可能です。

ただし、どちらの場合も講習当日は免停のままなので、夜12時を過ぎて日付が変わるまでは運転することが出来ません。

講習の際に必ず「本日運転して来た人はいませんか?」という質問をされます。
当日運転をすることは無免許運転となりますから、さらに刑事処分と行政処分を受けることになるのです。

実際、免許センターの帰り道に無免許運転で検挙された話を必ず聞かされます。

ちなみに停止処分者講習では講習の最後に筆記試験が行われます。
めったにないと聞いていますが、このテストの成績によっては短縮期間が変更されることもあるそうですので、真面目に講習は受けましょう。

傾向と対策

ここからはオービスの種類、設置されている場所と傾向をよく知ることで、こうした失敗を少しでも無くす方法を考えていきましょう。

レーダー式

ドップラーレーダーを利用し、車両速度を測定する方式で、自動車に対しマイクロ波を照射~反射した電波の周波数から速度を計算します。
これは中央分離帯又は路肩に撮影装置が設置され、その10mほど前方の道路上にアンテナを設置、常にレーダー波を出しているため探知機にて容易に発見が可能なこと、未だにフィルム式の物もあり、撮影枚数が少ないことから撤去またはデジタルカメラ化への改良、または、より高性能な新型への交換が進められ現在設置が減少しています。

ループコイル式

道路下に6.9mの間隔を空けてループコイルが埋め込まれているタイプです。車両は金属製であるため、ループコイルに接近するとインダクタンスが変化することを利用し、通過時間と6.9mの距離から速度を計算します。3つのコイルを埋め込むことで、2度の計測を行い2度とも速度を超過していた場合撮影を行う方式です。撮影装置そのものは上記のレーダー式とほぼ同一の機械なので、見分けには撮影地点に白線や路面の切り欠き溝、三角の金属プレートがはめ込まれていることを見つける他はありません。
この機種はレーダー波を使用しないため、当然レーダー探知機にて発見が出来ません。
しいて言えば、白線で見つけられますが、高速で走る車から発見してからでは間に合いません。
レーダー式同様に、フィルム切れが多く発生していることから、デジタル式の撮影装置に変更したり新型に切り替えたりするケースが増えました。

以上2機種の旧式フィルムタイプは、撮影可能枚数が36枚しかありません。警察官がフィルムの残りをチェックし手動で入れ替える必要があります。
デジタル機が増えた現在ではレアケースなのですが、このタイプにフィルムの入替を行う狭間に撮影され、赤く光るフラッシュを浴びたはずがいつまで経っても警察署からの出頭通知が来ないことがあります。これはよほど運が良い方です。

Hシステム

基本的にはレーダー式と同様にレーダー照射による測定なのですが、探知機にて容易に見つけられないように照射のパターンを変更しているのが特徴の、現在最も多く設置されているオービスです。車線の上部に白い正方形のアンテナが設置されているので、分かり易いです。デジタルカメラ撮影でデータを通信回路にて管理センターに転送する事が出来ます。

LHシステム

地中に埋められたループコイルを使用します。レーダー式に対するループコイル式同様、撮影装置・データ転送に関してはHシステムと同様に撮影後すぐに管理センターに送られます。レーダー式と同じく白線が引かれていることが多く見られます。
ただ、このLHシステムでやっかいなのは、走行する車のナンバープレートを撮影し、警察の犯罪捜査に使う事を目的としたNシステムに見た目がよく似ていることです。
Nシステムは速度超過車を撮影するわけではないので、気にする必要は全くありませんが、Nシステムだと思ったらLHシステムの赤いフラッシュを浴びたという、笑うに笑えないケースはよく聞く話です。。
ちなみにNシステムは激しいフラッシュではなく「ん?一瞬赤かったかな?」と気にならない程度の光です。
管理センターとの連携の関係上、警察署からの出頭通知がはやく届くのはこのLHシステムとHシステムです。

移動型オービス

車載型オービスとも呼ばれています。
ハイエースやキャラバンといったワンボックスカーに小型のオービスを積んで取締りを行います。
所謂ねずみ取りという速度取締りに近いのですが、カメラにて撮影する仕組みで、その場で停められるのではなく後日出頭通知が届くことからオービスに分類されます。
一部地域を除き、後述する事前通知として1キロから3キロ前に「速度取締装置設置」の表示がされています。
これも後述しますが警察庁の取締り規定により、水平な道路上でレーダーを水平に保つ必要があるため、搭載した車両を停める際に、ジャッキで車両を固定しています。

新型小型オービス

生活道路に設置するためのオービスで、幹線道路への抜け道として狭い道を飛ばしていく車を取り締まることを目的としています。これもレーダー型となります。かなり小型なので、知らないと見落としてしまいます。

オービスの設置場所

高速道路や一般道の走行中「自動速度取締装置設置区間」の標識が見つけられることがあります。
これは進行方向にオービスが設置されていますという標識です。

こんな標識を用意せずに、抜き打ち的にオービスがあったらもっと検挙率が上がるのに、何故標識があるのかと疑問なはずです。

実はこれ、たとえ交通違反の容疑があるドライバーであっても、同乗者などを無断で撮影すると、撮影される側のプライバシーと肖像権を侵害する恐れがあり、それを違反の証拠として使用する事を撮影に際して事前告知しているのです。

ですから、必ずオービスの手前には最低2ヶ所にこの標識があります。

移動式のオービスの場合、事前通知を省略するために設置型のオービス直後にて取締りが行われ効率を上げることがよくあるそうです。
Wオービス(ダブルオービス)と呼ばれるのがそれにあたります。

しかし、事前告知があっても、回りを走る大きなトラックに阻まれて標識を見落としたり、同乗者とのおしゃべりに夢中だったりと標識を見落とすことが無いとは言えません。
さらに最近では、可搬式や移動式のオービスを予告表示無しに設置し、その旨をホームページ上で公開している警察もある(愛知県警)ので注意が必要です。

オービスがよく設置されている場所

自動車がスピードをついスピードを出してしまう場所というのは、意外と限られています。
初めて走る道路では、事前告知の他に下記の注意事項をよく覚えておきましょう。

・長い単調な直線が続く場所。
・曲がりくねった道が続き軽いストレスを感じたあとに開けた直線道路が現れる場所。
・長い下り坂を通り抜けたあとの平坦な道路。

こんな場所では注意が必要です。
速度取締装置の設置条件はかなり限定的となっています。

あまり知られていないことですが、オービスに限らず速度取締を行う場合、警察庁では事前告知の為の標識の他も厳格なルールが定められています。
例えば、設置型の速度測定装置・アンテナ(撮影装置ではなく速度測定装置の方です)は坂道ではなく水平な道路上に設置が必要です。
また、カーブの途中に設置されることは極めてまれです。

どちらも正確な速度が測定できない可能性があるという理由からと規定されています。
移動型の速度測定装置において、設置が坂道の途中であったため正確性に欠けるという理由から裁判で不起訴となった判例もあるそうなので、覚えておくと良いでしょう。

オービスに撮影されない為の対策

最後に、オービス対策としてすべきことを3つ書いておきます。

1.オービスの場所を把握しておく。

旅先など初めての場所では難しいことですが、通勤通学など普段通行する事が多い道路ならば、設置場所を覚えておくのはそんなに難しいことではありません。

2. レーダー探知機を利用する

最近のレーダー探知機は、地図機能を備え、設置型のオービスは殆どの場所を教えてくれますから、手に入れるのが良いかもしれません。
また、スマホのアプリにも同様の物がありますから利用するのも1つの手です。

3. オービスが反応しない速度で走る

殆どのオービスは一発免停となる速度超過でしか反応しません。
制限速度の一割増し程度に抑えれば、赤いフラッシュにおびえることはまず無いと考えられます。

※蛇足ですが、保安基準ではスピードメーターの誤差が規定されています。
「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第148条」
平成19年1月1日以降に制作された自動車の場合、10(V1-6)/11≦V2≦(100/94)V1とい数式です。
メーターが40km/hを指しているときの誤差は、実測30.9km/h~42.55km/hが認められています。
実質一割程度の速度超過を検挙しないのは、規定値からは外れていますが誤差と認めているからです。

まとめ

さあ、これらを守ることで、オービスの対策はバッチリです。

しかし、そもそもオービスが設置された理由を考えて下さい。
交通ルール、特に速度の超過を事前に抑制する効果を持つオービスは、各ドライバーに安全意識を促し、交通事故の減少に役立っています。
楽しいドライブも、速度超過でオービスを赤く光らせてしまっては、嫌な思い出しか残せないでしょう。
スピードの出し過ぎで事故を起こしてしまってはもっと台無しです。

楽しくドライブをするには、安全運転が第一ということを忘れないでください。

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