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個人売買

中古車の個人売買で実際に起こったトラブル6選

2018年11月28日

個人売買のトラブル

最近では友人・知人とではなく、ヤフオクやジモティなどといったネット上において、全く知らない相手と、車を個人売買するユーザーが増えています。

ヤフオクやジモティは少しでも高く車を売りたい方と、少しでもお得に車を購入したいユーザーをマッチングする非常に便利なツールながら、不特定多数との取引であるためトラブルに遭遇するリスクも高まってきます。

そこで今回は、車のプロである筆者の耳に届いた、個人売買における6つのトラブル案件を紹介するとともに、その予防法や対処法について解説して参ります。

その1「修復歴アリの車をつかまされた」

店舗を構えて中古車を販売しているプロ業者の場合は、店舗の規模に関わらず、店頭のプライスボードや情報サイトにおいて、きちんと修復歴の有無を明記する義務がありますが、個人売買においてそれを義務化する規定は存在しません。

また、売り手が素人である場合、自分の車が修復歴アリなのかわからないことも多いため、「修復歴無し」という表記があっても、それをうのみにするのは避けるべきです。

さらに、ネットオークションには、素人が修復歴を見極め困難なのをいいことに、修復歴アリの車体を安く仕入れ、外見をキレイに整えたうえで高値で売りさばく、悪質なプロブローカーも紛れ込んでいます。

修復歴アリの車とは、接触事故などによって骨格部分にまでダメージが至り、それを修理した車のことを指し、後々まっすぐ走らなくなったり、継ぎ目から水漏れしだしたりなど、数多くの不具合を引き起こす可能性大なので、基本的には購入を避けるべきです。

ただ、安く購入できることは確かなので、絶対やめるべきとは言いませんが、ネットオークションにしろその他の個人売買にしろ、修復歴があっても仕方ないと覚悟したうえで、購入を決めた方が良いでしょう。

その2「代金を支払ったのに車が届かない&代金の未払い」

個人売買サイトで安く車が見つかり喜んで代金を送金したものの、待てど暮らせど一向に車が届かず、相手とも連絡がつかなくなったという方から、相談を受けたことがあります。

基本的にローンを組むことになる中古車販売店ではありえないことで、現金支払いにしても身元が知れている販売店なら、クレームをつけたり法的手段に出ることも可能です。

しかし相手が不特定多数になる、ネットオークションなどの個人売買ではあり得るトラブルで、気の毒過ぎるため具体的な金額は伏せますが、笑えないほどの大金をこの方は結果として騙し取られました。

もはや、トラブルというより「詐欺」という犯罪にあたるもので、個人売買サイト最大の闇と言えますが、友人や知人などとの個人売買であっても、経済的理由から支払いが遅れた場合、金銭的トラブルに発展する可能性もあります。

なお、ヤフオクでの個人売買についてお伝えしておくと、こちらの場合では

1. 落札者が代金を運営に一旦預ける
2. 出品者が商品を発送
3. 商品到着を落札者が確認
4. 代金支払い完了

という流れになっているため、こういった金銭トラブルは発生しません。

もし、ヤフオクで車を個人売買した際、支払いにおいてトラブルが発生した時は、書類の不備や相手側の健康的事情など、やむを得ない理由が絡んでいることがありますので、相手と連絡を取ったうえで、運営にも相談してみましょう。

その3「走行距離を改ざんした車を購入してしまった」

近年デジタル化してきた走行距離メーターを巻き戻すことなんてできないから、昔と違って今なら個人売買サイトで取引しても大丈夫、と勘違いしている方もいるでしょうが、甘いです。

2015年11月、デジタルメーターでも改ざんできる特殊機器を使い、実際の走行距離を数万kmレベルで少なく巻き戻し、ネットオークションを通じて販売していた事件もありました。

この時、軽乗用車を中心に約170台が出回って騒ぎになりましたが、防犯のため詳しいやり方などは割愛しますが、数日のうちに2度車検を受ける「二重車検」でカモフラージュされていたため、購入者が詐欺だと気付くのは不可能に近いものとなっていました。

ここまで手の込んだ改ざんは稀ですが、走行距離は手放す際の査定において大きな査定ポイントとなるため、車検証に表記されている現走行距離と旧走行距離とのつじつまがあっているかはもちろん、用心するなら2度の車検日が異常に近くないかチェックしましょう。

その4「名義変更がなかなかされず困った」

これまで紹介したものより、ずっと身近で起こりやすいケースながら、非常に困りものなのが、取引後に名義変更をなかなかされないというトラブルです。

車の引き渡し後、名義変更が長期間にわたってされなかった場合、

⦁ 自動車税の支払い義務・・・毎年4月1日時点での所有者が納税
⦁ 事故や違反をしたときの責任・・・現行犯でない場合出頭命令や違反通知は所有者へ
⦁ 売却するとき面倒・・・自分の持ち物でない車を売却することは基本できない

などといった、トラブル発生のリスクがあります。

書類を全て買い手のみで入手可能な軽自動車より、旧所有者の委任状や印鑑証明が必要な普通車の方がトラブルになりやすいため、買い手は積極的に売り手に訴えかけ書類を整えたのち、早急に名義変更手続きを進めましょう。

その5「現車確認時についていた装備が外されていた」

これは個人売買だけでなく、質の悪い中古車販売店でも発生したケースを知っていますが、現車確認時に購入の大きな決め手となった、社外アルミホイールやカーナビなどの装備が、すっかり純正に戻され納車されてしまった、というトラブルもあります。

相手が販売店なら文句のつけようもありますが、個人売買のケースではオプション品の装着について、「言った言わない」の水掛け論になってしまうことも多いので、オプション品の取り扱いについて明記した契約書を作成し、取り交わしておいた方が良いでしょう。

その6「購入後すぐに故障したけど返金に応じない」

結論から言うと、これこそ個人売買を薦められない大きな理由と言えますが、相手が知識と整備技術を有するプロならともかく、自分と同じ素人相手の個人売買で手に入れた中古車が納車当日に故障しても、全く不思議ではありません。

そして、すぐに走行できないほどの故障をしたから、「返金してくれ」と売り手に迫っても、「売却前は一切問題なかった」と言われてしまえば、それまでのことです。

また、車検残の長い車や予備車検付きの車なら、しばらく安心だと勘違いしている方も多いので釘を刺しておきますが、車検とは2年間走れることを確約している制度ではなく、2年間公道を走行しても良いことを許可するもの。

スーパーに並んでいる「賞味期限」付きの食品などと異なり、精密機械である車は車検が残っていても故障する可能性があり、個人売買の場合は故障しにくいように整備が加えられることも、販売店が準備している補償制度などもないことを自覚しておきましょう。

 

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