教えて車売却|車を+30万高く売る方法を現役車屋が解説!

ディーラー下取り

ディーラー下取りのメリットや買取との違い、+10万させる方法を車屋が解説

2018年12月14日

街に買取店の看板が溢れ、テレビをつければ大手チェーンのCMがバンバン流れる現在でも、手軽さや安心感を優先して新車購入に併せ、ディーラーで下取りをしてもらうユーザーはまだ大勢おられます。

今回は、買取と混同されることが多いものの、実は全く別物であるディーラー下取りのメリット・デメリットについて、主だったものを紹介していきます。

ディーラー下取りとは?買取の違いは?

ディーラー下取り

ディーラー下取りとは、新しい車に乗り換える際に、古い車をディーラーに引き取ってもらい、その分、新車を値引きしてもらうポピュラーな方法です。

車を乗り換える際に良く利用される方法です。

ディーラー下取りと買取の違いは?

新車購入に併せて行うディーラー下取りと、専門店による買取を同じものと捉えているユーザーは非常に多いのですが、長く業界に属していた立場から言えば、「全く違う」と断言できます。

ディーラー下取りは、あくまで新車を販売するための方法の1つでしかありません。
以前はどこの中古車販売店も下取りをしていましたが、最近では買取が主体となっており、下取りを実施しているお店はそう多くありません。

そして、ディーラーに下取り査定を依頼する方は、新車購入を真剣に検討している方なので、既にこの時点でディーラーとしての目的は、ほぼ達成されています。

万が一、下取り査定額にユーザーが不満を持ち、下取りを止め買取店で売却したとしても、新車さえ売れればディーラー側に何ら不利益はないため、積極的に高い査定額を出してくることはありません。

一方、買取は次車購入の有無に関わらず、持ち込まれた中古車を査定して買い取り、自社で商品化・直接顧客に販売するか、販売店が仕入れに用いる業者オークションで転売し、利益を上げるものです。

新車販売が目的のディーラー下取りと異なり、中古車買取店からすれば買取車が集まらない事には商売あがったりなので、ライバル店より「高く買い取ります!」と盛んに宣伝・競争を繰り広げ、ユーザーを必死で集めているのです。

ちなみに、下取り査定額が買取査定額を上回るケースはほとんどないため、下取りとは新車をお得に購入する「手段」であり、買取は1円でも高く車を売る「方法」である、という違いが両者にはあるのです。

ディーラー下取りのメリット

ディーラー下取りのメリット

・新車購入と旧車両引き渡しを同時に行ってもらえるので楽
・ディーラーの接客が良い

ディーラー下取りの明確なメリットと言えば、新車購入の手続きと旧車両引き渡しの手続きを同時進行で、しかも販売店の担当者にすべて任せっきりでいい点でしょう。

買取店の場合は、売却手続きはお任せでOKながら、新しいクルマ探しや購入手続きが再度必要なので、少々手間がかかる時もあります。

ただ、買取店=中古車販売店であることも多いため、同じ店で次の車を見つけられた場合は、下取り同様の手間で済んでしまいます。

次に、トヨタや日産などの大企業が取引相手となる信頼性の高さもメリットであり、稀に接客マナーがお粗末なこともある買取店と比較した場合、気持ちよく売買取引ができる点も、ディーラー下取りのメリットと言えます。

ディーラー下取りのデメリット

ディーラー下取りのデメリット

・査定額(下取り額)が安い

それほど多くないメリットとは反対に、ディーラー下取りには数多くのデメリットが存在しますが、その最たるのものこそ「査定額の安さ」になってきます。

新車販売が本業であるディーラーの下取りが、多彩な販路を確立している買取店の査定額より安い理由はたくさんあるものの、例えば100万円で買取査定された車の場合、おおむねその金額の60~70%でしか、ディーラー下取りされないと考えていいでしょう。

下取り額の安さよりも問題なのが、自分の車がいくらで下取りされたのか、はっきりわからないことです。

買取では査定額の見積りが提示され、契約後数日経過すれば代金が振り込まれるため、自分の車がいくらで売れたか、明確に判明します。

一方、下取りの場合は購入予定の新車値引きと合算する形で、下取り査定額が提示されるため、どこまでが下取り査定額でどこからが値引きなのか、それぞれの境界線があやふやになります。

そのため、買取査定のように他社と比較して、売却額を引き上げることなんて不可能なうえ、現金を入手できるわけではないため、用途が新車購入代金からの相殺に限られてしまします。

先程の例を参考にするなら、買取店を利用して100万円で売り、下取り相当額となる70万円を頭金に据えれば、全く同じ条件で新車が購入できるうえ、残り30万円の使い道もユーザーの自由になります。

さらに、下取りしなければおのずと新車値引き分も明確になるため、値引き交渉がスムーズかつ、大きな値引きをゲットできる可能性もアップするのです。

また、ディーラー下取りの安さと不透明さという、非常に大きなデメリットに目をつぶったとしても、

・出張査定を利用できない(来店査定が必須)
・新車購入をしないと下取り不可
・下取り手数料の請求(請求されない場合もある

などといった細かいデメリットも発生しますから、車を手放す際に損をしたくないなら、ディーラー下取りではなく買取店を利用すべきと私は考えています。

下取り額を+10万アップさせる簡単な方法

新車を購入するにあたり、現在乗っている車を下取りに出し、より安く購入しようと考えるケースはいたってメジャーながら、「下取り査定額の値上げ交渉はしても無駄だろう…」と、勝手に思い込んでいませんか?

実は、いくつかのポイントをおさえることで、ディーラーが最初に提示した額より、交渉次第で下取り査定額をアップさせることも可能なのです。

経験上、+10万円は狙えます。

車屋である私が持つノウハウをもとに、ディーラー下取りの査定額をアップさせる方法を、読者の皆さんへ伝授します。

正確な査定額を聞き出す

ディーラーでの下取りは、新車購入時の値引き交渉において「追加要素」として行われるもので、査定額は基本的に値引き額と合算し、新車本体価格から減額されます。

例えば、「下取り額45万円」で「値引き額5万円」の場合は、「新車本体価格-50万円」と示されるため、自分の車がいくらで査定されたのか、一見しただけでははっきりしません。

金額がわからない事にはアップ交渉なんて不可能ですから、まずは「いくらで査定されたのですか?」と切り出し、具体的な査定額を確認することから始めましょう。

「下取り手数料」を無料にさせる

下取りに出した経験のある方ならご存知かもしれませんが、ディーラーの多くは下取り後の名義変更代行などを理由に、数万円レベルの手数料を請求してきます。

また、利益重視の販売店の中には手数料の他に、「下取り査定料」なんて手数料を、平気な顔で追加してきますが、この2つは新車購入を条件に無料にさせることが、かなりの高確率で可能です。

この段階で、下取り手数料のサービスを渋る販売店なら下取りはやめ、名義変更代行も査定料もかからない買取業者へ、車を売ってしまった方が賢明です。

買取業者との比較は効果なし

下取り手数料をまけさせるのは簡単に出来ますが、査定額のアップとなると少々交渉術や、テクニックが必要になってきます。

そして、下取りよりも数段高い査定額を出してくる、買取店の査定額と競争させても、「そうですか…、ではそちらでお売りください。」といった具合に、相手はすぐに引き下がります。

ディーラーの営業マンが気にするのは、下取りできるかどうかではなく、「新車を購入してくれるかどうか」ですので、そこをくすぐることこそ、下取り査定額アップ最大のポイントになってきます。

具体的には、例えばトヨタの大人気ミニバン、ヴォクシーの購入を視野に入れているなら、ライバルである日産・セレナを引き合いに出し、「下取りが思ったほどじゃないから、日産にいってから決めます!」と揺さぶれば、査定額がアップすることもあります。

下取り査定額のアップが可能になったワケ

以前、ディーラーで下取りされた車は、中古車業者が仕入れに使う業者間オークションへサッサと流されていたので、それほど査定額交渉の効果はありませんでした。

また、下取り査定はいたって事務的にマニュアルに沿って行われていたため、査定額のアップを持ち出しても、ほとんどのケースで「決まりなので無理です!」と一蹴され、ディーラー独特の雰囲気も手伝い、引き下がってしまうユーザーが多かったのです。

しかし、最近ではトヨタの「T-UP」を筆頭に、各ディーラー揃って「系列中古車販売店」を手広く展開し、下取り車を直接販売することにより大きな利益を得ているため、本来ならば買取業者に引けを取らない、高い査定額を出してきてもいいようなもの。

ましてや、ユーザー側には「新車購入」という断然有利な切り札があるので、ディーラー相手だからと尻込みせず強気で交渉し、買取並みの下取り額ゲットを目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ…下取りは買取に比べて損をする

少々損をしてもいいから、手軽さと信頼感を優先してディーラー下取りする、という方を止めることはできませんが、仮に下取り額がつかず担当者から「廃車」を促された場合は、迷わず下取りを中止すべきです。

低年式・過走行気味の車や不人気車種、エンジンやボディーに大きなダメージがある車を下取りに出した際起こるケースですが、こういった中古車でも海外では活躍の舞台が残されているため、買取店では一定の金額で売れる可能性があります。

また、完全にスクラップに回るケースでも、貴重な鉄資源としての価値が必ず残されていますので、廃車専門の買取業者に持ち込めば現金化することもできますが、ディーラーに引き取りを依頼した場合、もれなく1~3万円程度の廃車手数料が請求されます。

さらに、不動車でレッカー引き取りが必要な場合、数万円の手配料が加算されますが、廃車専門の買取業者では基本的に無料ですので、そう高くはないとはいえ買取代金と併せると、かなりの金額損をする羽目になります。

この、「下取りゼロ判定&廃車手数料請求」という、ディーラー下取り最悪のシナリオだけは回避すべきであると、車のプロの立場から最後にアドバイスしておきます。

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