オークション型買取

オークション型買取サービスの流れ、メリットとデメリット

車を乗り換えるにあたり、ディーラー下取りに出してしまうより、ガリバー・ビッグモーターといった買取チェーンへ車を売った方が数段お得であり、もう一工夫加え「一括査定」で上手に高く売却するユーザーも、このところ増えてきました。

そんな中、ネット上で開催される競りに愛車を出品することにより、一般的な買取業者より高く売ることが可能だと謳う、オークション型車買取サービスが続々登場し、話題を集め始めています。

今回は、オークション型車買取サービスの定義と一括査定との違い、さらに売却契約完了までの大まかな流れやメリット・デメリットなどについて、徹底解説して参ります。

オークション型車買取サービスとは

まず、オークションを利用する車買取には、以下の3つのタイプがあることを知っておく必要があります。

1. 個人間オークションサービス・・・ヤフオク・メルカリ
2. 業者オークション会場への出品代行・・・カーオクサポート・カーオークションJP
3. カーオークションを自社開催・・・ユーカーパック・セルカ・カープライス

このうち、1番に関しては基本的に個人間取引となるため、金銭授受・車両状態・名義変更などにおいてトラブル発生のリスクが高く、正直おすすめとは言えません。

一方の2番は、落札されなくても手数料が発生するケースもありますし、そもそも透明度の低い業者間オークションへ出品するにすぎないため、こちらも車のプロとしてアドバイスするなら、不慣れな方はうかつに手を出さない方が無難です。

今回、一括査定と匹敵するほど安心で、高く車を売れる可能性が出てくるオークション型買取サービスとして解説していくのは、中古車オークションを自前で開催し車業者とユーザーとの橋渡しする、「3番」についてです。

車業者とユーザーをマッチングさせる点で言えば、一括査定と違いは無いように感じられますが、後述する買取の流れとメリット・デメリットの中で、しっかりその違いが分かるよう解説していきます。

ここが一括査定と違う!オークション型車買取サービスの流れ

オークション型車買取サービスの流れを説明するにあたり、2016年にスタートしたばかりの新サービスながら、すでに約5000社もの提携業者数を確保し利用者が増加中である、「ユーカーパック」をその代表として話を進めます。

ユーカーパックの申込から買取までの流れは以下の通りです。

⦁ 申込
⦁ 査定
⦁ 出品票作成と希望落札額の設定
⦁ 提携業者へ車両情報公開
⦁ オークション開催・希望落札額を突破したら承認
⦁ 最高落札業者と売買契約締結
⦁ 必要書類の送付と車両引渡
⦁ 売却代金ゲット

ユーカーパックでは、公式HPにおいてこのような査定申込フォームを完備しており、それに入力することで無料査定がスタート、その後電話連絡によって実車査定の日取りを決めるところまでは、一括査定とそれほど違いはありません。

違いが出始めるのはここからで、買取業者の査定を受ける一括査定では、各業者の査定をそれぞれ受け、提示された買取額を比較することになります。

一方、ユーカーパック場合は査定のスケージュールを決定した後、

という流れで、愛車が買取されていくことになります。

オークション型車買取サービスのメリットとは

成約手数料の有無に違いこそあれ、すべてのオークション型車買取サービスに共通してくるメリットが、いくつか存在します。

申込後の電話は1社のみ!うっとおしい営業電話攻勢が無い!

一括査定の場合は、複数業者との電話連絡や査定日取りのスケジュール調整が必要なため、申込の数秒後に営業電話が鳴り響くこともザラで、電話に取れない場合は数十件に及ぶ着信履歴が残っていることもあります。

一方、オークション型買取サービスの場合は、最高落札業者が決定するまで個人情報が買取業者に知らされず、サポートから査定日時を調整する電話が入るシステムになっているため、一括査定のように申込後の営業電話ラッシュが無い点こそ、最大のメリットです。

査定が1回きりで楽チン!

一括査定では、例えば4社に査定依頼した場合、4回の実車査定を受けない事には効果的な相見積もりができず、その後買取額交渉をうまく進めなければ、査定額アップになかなかつながりません。

一方、オークション型買取サービスでは、サポートと決めた日時に自宅への出張査定か、取次店であるガソリンスタンドなどで「1度だけ」査定を受ければOKで、その後は参加業者がセリで勝手に買取価格を競い合ってくれますので、面倒な交渉事も必要ありません。

信頼できるプロの査定を受けられる!

ヤフオクやメルカリなどで、車を個人売買した際トラブルが発生しやすいのは、買い手・売り手いずれのユーザーも、車に関して素人であることが多いためです。

出品価格を設定をするのも大変ですし、うまく売却先が見つかったとしてもクレーム対応など、トラブルの火種をあげるときりがない。

一方、オークション型買取サービスいずれの場合でも、車の査定をするのは豊富な知識とノウハウを持ったプロの査定士であり、出品価格の設定にもしっかり相談にのってくれます。

また、車両・書類の受け渡しや代金の支払いについては、すべて運営会社が間に立ってくれる上、ローンが残っている車でも落札額が残債を上回った場合、面倒な所有権解除手続きを代行してくれるため、手間なく安心して車を売ることができます。

愛車の値動きを自分の目で確認できる!

素人は入場を許可されておらず、セリの閲覧も不可能な業者オークションへの出品代行サービスでは、いくらで愛車が競り落とされたのかを知る術がありません。

極端な話、例えば業者オークションで100万円で落札されたにもかかわらず、ユーザーには90万円で売れたとごまかし、10万円ピンハネをする業者が全くいないと言い切れません。

一方、ユーカーパックを例に挙げると、出品後開設されるマイページ内において、

このように入札業者のアピールコメント付きの入札履歴を、いつでもどこでも自分の目で確認することができます。

また、この入札履歴はユーザーのみならず、参加業者すべての目にも触れるため競争力がおのずと高まり、愛車の値段がグングン上がっていく仕組みになっているのです。

圧倒的な数の業者へ全国対応でアプローチできる!

買取業者への単独査定ではなく、複数社に査定依頼をかけ相見積もりをすることにより、愛車が高く売れる!、というのが一括査定の売り文句です。

そして、各サービスとも提携業者数や依頼可能数をアピールポイントに据えており、一括査定最大級のボリュームを誇るカーセンサーでは、提携数約1000社を掲げていますがオークション型買取サービスはいずれも、その数を圧倒しています。

また、一括査定の場合は査定依頼数を増やすほど、申込み後の電話件数は増えますし、実車査定や交渉がどんどん大変になります。

一方、ユーカーパックでは参加買取業者のすべてが、愛車を見てくれる対象となり得ますし、前述したとおり電話対応も楽チンで査定も1回きり。

出品にさえこぎつければ、最高入札業者が現れるまで高みの見物をしているだけで、愛車の値段が勝手に吊り上がっていくのです。

加えて、オークション型買取サービスは、どれも登場から数年しか経過していない新サービスであるため、以前はサービス提供エリアが限られていましたが、査定取次業者の増加に伴い、現在ではほぼ全国どこに住んでいても利用できます。

ユーカーパックは完全無料で愛車を売れる!

ユーカーパックの場合、申込・査定・出品はもちろん無料ですし、晴れて売却が決まった場合の成約手数料も、一切発生しません。

さらに、入札業者が現れなかったり、希望落札額を突破せず競りが流れた場合でも、出品の取りやめや希望価格を変更しての再出品に、お金がかかることもありません。

つまり、「完全無料」で車を売れるのがユーカーパックであり、ほぼ同じ流れで進むオークション型車買取サービスながら、成約時1万円の手数料がかかる

⦁ セルカ・・・大手自動車関連企業であるジーライオングループが運営、ユーカーパックを上回る約6000もの提携業者を誇り、国内外のディーラー系中古車バイヤーも参加しているのが強み。

⦁ カープライス・・・2014年ロシアで誕生したサービスで、翌年11月三井物産(株)の主導で日本上陸。スマホやタブレットにも対応している、リアルタイムオークションが人気。

よりお得だと、ユーザーからの評価が高まっているのです。

オークション型車買取サービスのデメリットとは

前項で多くのメリットを解説しましたが、「オークション型買取サービスは万能なの?」と問われたら、車のプロとしては「NO」と答えざるを得ません。

というのも、オークション型買取サービスの場合、査定と売却額決定のセリが完全に分離しているため、売却完了まで少々時間がかかってしまうのです。

また、一括査定利用時の買取業者とのやり取りでは、「あそこが○○万円なら、うちはこれだけ上乗せします!」といった具合に、愛車の具体的な買取相場が判明するうえ、交渉の結果「売らない」という選択肢もあります。

一方、オークション型買取サービスでは、希望落札額をオーバーした入札がなされた場合はキャンセルできず、売却承認・契約締結後のキャンセルについては、基本的に違約金が請求されます。

さらに、これが最大のデメリットと言えますが、オークション型買取サービスには今のところ、ガリバーやビッグモーターなどの大手はもちろん、中堅ところの買取チェーンも参加しておらず、中小の車業者がその主力となっています。

確かに提携数は圧倒的に多いものの、転売・直販力の強い業者が集結しているとは言い難いため、結果として大手・中堅買取チェーンが軒並み参加する一括査定の方が、高く売れるケースも出てきます。

まとめ

営業電話に悩まされることなく、自分目で愛車の値段が上がっていく様を手軽に、しかも無料で楽しめる点では、オークション型買取サービスに軍配が上がるものの、手間を惜しまなければやはり一括査定の方が、高く車を売りたいユーザにはおすすめとなってきます。

とはいえ、順調に利用者を伸ばしているオークション型買取サービスとの提携を、大手買取チェーンが視野に入れているという情報もありますので、将来的にもっと成長する可能性は残されていると言えます。

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