車売却

教えて車売却

車を売るなら「高く売りたい」ですよね。
当サイトでは元査定士、現車屋である私が「車を+30万高く売る方法」を解説していきます。

もちろん車種にもよりますが「相場から+30万高く売る」というのは決して難しい事ではありません。
何も考えずに車を売却する方は損をしていますし、一般人でも前もって知識を付けている方は高く売って、しっかり得をしています。

ここで知識をつけて、相場から+30万高く売る事を目指しましょう。

車の売却方法

まず、車を売る方法は「中古車買取店・ディーラー下取り・個人間売買・オークション型買取サービス・一括査定」の5つがあります。

それぞれの買取方法によって査定額や手間などが大きく変わってきます。

車を売る際、中古車買取店やディーラー下取りを利用する人がとても多いですが、実は査定額や手間の面から全くおすすめ出来ません。

中古車買取店

ガリバーやビッグモーターなどの大手から、地元密着型の中・小規模買取店まで、中古車買取店での買取は、「店によりけり」としか言いようがありません。

全く同じ条件の車でも、買取店が変われば査定額も上下し、有名どころが中小業者より高く査定してくれるとは限らず、査定額差が数十万円レベルになることもありますから、運まかせは禁物。
複数の買取店から見積もりを取る相見積もりは必須です。

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ディーラー下取り

中古車販売店(ディーラー)では、顧客の車を下取りとして引き取る代わりに、新車購入額から査定額分(下取り分)を値引きすることで、新車販売を進めようとします。

一見、大きな値引きをゲットすることにより、お得に新車購入できるように感じられますが、それは大きな間違い。

下取り査定額は、値引きと合算した形で提示されるため、愛車がいくらで査定されたのかと、いくら値引きをしてくれたかの線引きが非常にあいまいになってしまい、実は全然値引きされていなかった、という事が良くあります。

また、そもそもディーラーは安めに査定して下取りできなくとも、新車さえ売れれば万事OKなので、腕利きの営業マンにかかると足元を見られるリスクもあります。

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個人売買

個人売買は中間マージンがかからない為、確かに愛車を高く売る事が可能ですが、名義変更などに手間や時間がかかるうえ、金銭トラブル発生のリスクが非常に高いです。

また、ヤフオクやメルカリなどを利用し、不特定多数の中から買い手を探すユーザーも増えていますが、手数料が意外に高いうえ、トラブル発生の可能性が飛躍的に上がってしまうので、プロの立場から言えばあまりおすすめできません。

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オークション型買取サービス

プロである中古車買取店だけが参加するオークションで、愛車を高く売れる新進気鋭のサービスが、近年人気を集めています。
一見すると、一括査定と内容が同じようにも見えますが、全く違います。

愛車を高く売れるとはいえ、まだ大手買取業者が参入していない等の理由から、一括査定に比べて買取額はやや低めな場合が多いです。

オークション型買取サービスと呼ばれるもので、まだ知名度的に低いところも多く、全国展開でないケースもあるようですが、当サイトではメリットや注意点を順次公開していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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一括査定

ディーラー下取りより高く売れて、個人売買より手軽で、買取店選びを運まかせにしない唯一の方法と言えるのが、一度の申込で大小さまざまな買取店に査定依頼できる、一括査定を経由した買取と言えます。

自宅はもちろん、外出先でも少し時間が空けばスマホでサクッと申し込みできるので、「愛車を高く売りたい!」と望むのであれば、ぜひ活用してください。

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おすすめは一括査定!

私が最もおすすめしているのは一括査定です。

車を出来るだけ高く売りたいなら一括査定の利用をおすすめします。

車を高く売る為に出来る事はたくさんありますが、その中で最も重要なのは「複数の買取店で見積もりを取って一番高い買取店を見つける事」。
複数の買取店から手っ取り早く見積もりを取る為には「一括査定」が一番です。

一括査定は40秒程の簡単な申込で最大30社から査定してもらう事が可能です。
あっという間に最高査定金額が分かります。

おすすめの一括査定はこちら

↓一括査定5社を比較したページはこちら↓

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車の査定金額を+30万アップさせる方法

どうせ車を手放すのであれば「1円でも高く売りたい!」そう考えるのが当然です。
しかし、車種・年式・走行距離などについては変える事が出来ないので、あとは査定金額の交渉次第になってきます。

ただし、いざ査定金額の交渉となると相手はプロですから、素人ではなかなか上手くいかないものです。

そこで今回は、プロの査定士が経験から語る「車を相場から+30万高く売る方法」を一挙に大公開したいと思います。

1月、2月に売る

冒頭で、査定金額を決定付けるポイントは中々変えられないと述べましたが、愛車を売りに出すタイミングに限っては都合さえ合えば変更可能です。

そして、「いつ売るのがベストなのか」を知っているかいないかだけで、愛車の査定金額は大きく変化します。

市場が活気づき、多くの中古車が販売されるのは3月と9月であり、それを見越して在庫の充実を販売店が図る、1~2月7~8月が車を高く売ることができる時期となってきます。

また、1~2月に売っておけば、当該年度分の自動車税は発生しませんので、4月以降に売るよりお得であることも、考慮に入れておく必要があります。

さらに、車検の残期限が長い場合、若干査定額に反映されることもありますが、費用を上回ることはないので、車検を受けてすぐに売却するメリットは、ほぼ皆無です。

一方、車検が切れた状態で売却すること自体に、それほど大きな問題はありませんが、乗っていない時間が長期にわたると、車は不具合を発生しやすくなるため、1年以上の放置はしない方が賢明です。

おすすめは、一年を通して車が高く売れやすい1~2月を「車検切れ1~2ヶ月前」に購入時点で調整しておくこと。

つまり、乗り換えを「3月、4月」にするということで、そうすればあらゆる要素的に最もベストなタイミングで、車を売ることが可能となってきます。

フルモデルチェンジのタイミングは気にし過ぎなくていい

なお、車は数年に一度、フルモデルチェンジという大幅な変更がなされ、いわゆる「型落ち」モデルになっていき、そのタイミングで大きく値が崩れるという情報も確かにあり、軽自動車やHV車の場合、少なからず影響があるのも事実です。

ただし、最近発売された車種は型落ちしても、それほど大きな値崩れを起こしませんし、そもそもどのタイミングでフルモデルチェンジされるかなんて、プロの査定士でも完璧には把握できません。

わかりもしないフルモデルチェンジを気にするより、ここで述べた1~2月というタイミングを重視したほうが、結果として愛車を高く売ることに繋がってきます。

売りたいとアピールする

実は当たり前のことなのに、なかなか出来ていないのがこのポイントで、査定士との交渉にあたる際は「査定金額などの条件に納得すれば、今すぐにでも売りますよ!」と、明確に売りたい意思を伝えなくてはいけません。

査定金額はもちろんですが、愛車の引き渡し期限についても、あらかじめ引き渡せる日時を設定してから交渉に入ったほうが、相手は強気の査定額を提示しやすくなります。

何故なら、査定当日から車体の引き渡しまで、長い時間が経過してしまった場合、

・メジャーチェンジ&マイナーチェンジ
・競合する車種の登場
・事故・故障による不具合箇所の増加

などによる「価値の低下」を織り込んでおかないと思わぬ損をするため、査定士はあまり突っ込んだ査定金額を出せないからです。

また、以前は「ガリバー一強」というのが買取業界の情勢でしたが、最近はビッグモーターはじめ、各大手・中堅買取業者が肉薄してきたため、戦国時代に突入しつつあります。

本気で売りたがっているユーザーからは、なんとしても買取しておきたい!」という気持ちが査定士側にも強まってきているので、必ず売る意思のアピールは強めにすることを心がけましょう。

綺麗にしてから査定へ

中古車を購入する立場になればすぐ理解できると思いますが、雑に扱われていた車より、愛着を持って大切にメンテナンスされてきた車を出来れば購入したいと思うはずです。

まず、査定の日取りが決まったら、いつもより念入りに洗車や車内清掃をしておくことが査定アップにつながる大前提となってきます。

査定前に洗車をすると「ホコリなどが取れて細かいキズが目立ち査定が下がる」なんて情報もありますが、普段の汚れで隠れる程度のキズならほとんど査定に影響しません。

よく「査定前にガソリンスタンドでワックスやコーティングまで実施する」お客様がいましたが、そこまでコストをかけても、その分を取り戻せるとは限りませんので不要です。

加えて、慣れない方がワックスがけをすると、拭き残しが残ってかえって悪影響が出ることもあるので、「いつもよりちょっと綺麗に洗車する」ぐらいの感じでOKです。

整備手帳を用意しておく

オイル交換などのメンテナンスに関しては、プロの査定士であればマメにされていたか、ほったらかしにされてたか、見るところを見ればすぐにわかります。

問題は、プロの査定士は車体をチェックして、メンテナンスがマメにされていたと判断しても、できるだけ安く買い取り利益を増やそうと試みるため、そう簡単には査定金額の上乗せしないことです。

ですので、査定金額をアップさせるには口先だけではなく、「メンテナンスをしっかりとしていました」という証拠を準備して、査定金額にきちんと反映してもらえるよう仕向ける必要があります。

最も有効な証拠と言えば、定期点検を受けていたかやエンジンオイルの交換時期と頻度、生じた不具合内容や修理状況など、過去の整備状況を細かく正確に知ることができる、「整備手帳(整備点検記録簿)」です。

定期点検やメンテナンス修理などをしていたのに、整備手帳の存在をアピールせず、口だけでちゃんとやっていると言っても、「そう言われても事実確認できないので…。」なんて具合に、本当はわかっているのにはぐらかす事があります。

経験から言うと、整備手帳は車検証と一緒にダッシュボードで保管しているものの、査定時にアピールしてく方なんてほとんどいませんでしたが、これ見よがしに助手席にでも置かれていると、「なかなかこの方やるな」と身構えたものです。

なお、ディーラーや整備工場の整備士が記入する、整備手帳ほどのインパクトは期待できませんが、カー用品店などが発行する「愛車カルテ」のようなものでも、査定金額アップにつながります。

また、コンポやカーナビなど装備品の説明書や保証書を、きれいに保管して揃えておくことも、意外に査定士へ車への愛着度をアピールできるので、自宅に保管しているようなら、査定時に車へ移しておきましょう。

査定交渉時に絶対に言ってはいけないNGワードは?

こうすれば査定アップにつながりやすいというポイントをまとめたところで、査定交渉時に査定士に言ってはいけない言葉を、いくつかご紹介しておきましょう。

今回は愛車の査定額を知りたいだけ…

前述した、売りたい意思アピールの反対表現で、こちらを言ってしまうと査定士のトーンは急激にダウンして、「間違って買い取れたらラッキー」ぐらいの安い水準の査定金額しか提示してこなくなる可能性があります。

他の店は○○万って言ってたけど?

複数の買取店で査定をし、査定金額を比較対象すること自体は問題ない、というよりおすすめになってきますが、ライバル業者名と査定金額を具体的に教えてしまうのは絶対にNG。

買取業者は、経営状態・規模・得意な車種などが全然違うため、査定金額が変化するのが当たり前。肝心なのはライバルの存在を「うっすら匂わせること」です。

ちょっとお宅の店安すぎない?もう少し高くならない?

査定金額のアップ術を解説しているのに、金額交渉をしてはいけないとはどういうこと?と思われるでしょうが、素人が百戦錬磨のプロ査定士に金額交渉を挑んでも、完膚なきまでに跳ね返されるか、足元を見られて終了するのがオチです。

素人が、愛車の査定金額を上げるためにできることは、うまく金額交渉をすることではなく、実は「どれだけの下準備ができるか」かかっています。

結局「一括査定」を利用するのが一番の近道です!

多いケースでは、年間数百台を査定することもあるプロの査定士を相手に、価格交渉で愛車査定金額をアップさせようとしても、まず間違いなく返り討ちになります。

じゃあどうしたらいいの?

 

プロ同士で「勝手に」愛車の査定金額競争をさせればいいのです!

 

ポイントは「勝手に」という所で、ライバルの査定金額などについて、はっきりと伝えない状態で、買取業者同士を競争させることが可能なのが、大手から地元密着型まで多くの業者がこぞって参加している車の一括査定サービスです。

買取業者は自分たちが参加している一括査定では、どんなライバルが名乗りを上げてくるかはもちろん、

・得意な車種ジャンルは何か
・今の経営状況・販売・買取実績はどうなのか
・どの程度の買取予算を持っているのか

など素人では決してわからない、ライバル店の詳細な情報を持っています。

ですので、一括査定を経由した査定依頼が入った時点で、査定士はライバルの存在を意識し、競争に勝てるようある程度上乗せした査定金額を、最初から申込者に提示しなければならないのです。

つまり、難しい価格交渉なんてしなくても、一括査定を利用して複数業者に査定依頼をすれば、それだけで愛車の査定金額はアップ可能であるという訳です。

まとめ

一括査定を活用すれば、それだけでかなり査定金額のアップとなりますが、どこの見積金額にも満足できず、まだ価格交渉をしたいという方もおられるはずです。

その場合は、最高査定金額をたたき台に、価格交渉を進めることになりますが、この際も決して交渉相手に、査定業者名と金額を教えてはいけませんよ。

なぜなら、いくら一括査定の利用で査定金額の底上げができていたとしても、各買取業者はそれでもまだ、価格交渉が難航した時用の切り札分「余裕」を持っていますが、最高査定金額を教えた時点で、その金額が各社共通の「上限」になってしまうからです。

A社の査定金額が110万だとして、B社が査定金額100万で提示したが、実は上限額は130万まで出せる。
そこでB社に対し「A社は110万だぞ」と伝えてしまうと、B社の査定士は「じゃあ110万+αでいけるぞ」と考えてしまいます。

プロの査定士は様々なセールストークを繰り出し、何とか安く買い取ろうと必死なので、愛車のアピール以外のことは「だんまり」を決め込んでしまうというのも、実は一番手っ取り早い「査定金額のアップ術」になってきます。

買取査定額が決まるポイント

車を高く売りたいと思うのは当然ですが、一体どんなところをチェックして、査定士は査定金額を決めているのかなんて、「人気車種で新しければいい」とか、「走行距離が少ないと高い」程度しか分からないのが普通です。

そこで、車業界で数多くの車を買取・販売してきた「プロ」だからこそ知りえる査定金額の決定基準について、解説いたします。

「車種・年式・走行距離」

冒頭でもお話ししましたが、一般ユーザーでも簡単に想像できる車の査定ポイントが、「車種・年式・走行距離」であるものの、正直どういった車が高く売れるかを知っていたからと言って、売却時にこれらを変更することは不可能です。

とはいえ、購入時にどんな車を買えば乗り換え時有利なのか、どのようなタイミングで売却をすればよいのか、などの参考には十分なりますので、高く売れる可能性があるものを列挙しておきましょう。

車種

まずデータ的な話をしますが、2018年上半期(1~6月)の新車売上数を見ると、ホンダ「N-BOX」が12万7,548台で、普通車・軽自動車全体の1位を獲得。

続いて、スズキ「スペーシア」7万9,718台で2位、3位も軽自動車でダイハツ「ムーヴ」7万4,109台、4位に日産「ノート」が滑り込むも、5・6位共に軽自動車が占め、7・8位にトヨタのHV車、「プリウス」と「アクア」が仲良く並ぶ結果になっています。

この結果を見る限り、軽自動車全盛時代がやってきていて、それをコンパクトなHV車が追いかける状況になっていますが、これが「リセールバリュー」となると、結果が大きく変わってきます。

なぜなら、現在売れに売れている軽自動車は、若干ながら車体やエンジンが普通車より貧弱なため、5年落ち程度までならリセールバリューも高めながら、5年を超えると買取相場が極端に下がってしまいます。

また、HV車はその高い燃費性能が魅力ですが、一旦発電・動力伝達機能にトラブルが生じると、修理や整備に高いコストが発生するため、中古車市場では少々査定相場も安めになってしまうのです。

そもそも、軽自動車やHV車種を、「新車で購入しよう!」と決める最大のポイントは、「購入コストや維持費が抑えられるから」ですよね?
裏を返せば、仮に中古でこういった車種を購入するユーザーの多くは、「リーズナブルな販売価格」を求めるため、査定士は否応なしに査定金額を、それに合わせて安めに抑える必要があるわけです。

反対に、ランドクルーザーやパジェロなどのRV・4WD、コンパクトSUVブームの火付け役となった、ヴェゼルやCR-Vなどは、足回りが頑丈で長持ちするため、年式が少々古くなっても、査定金額が高めになってきます。

さらに、ホンダのS2000やフェアレディーZ、スカイラインGT-Rといったスポーツカーも、往年の熱烈なファンが存在するため、年数が経過してもなかなか値段が崩れない車種です。

加えて、中古車業界にいるとよくわかりますが、ヴォクシー・アルファード・セレナなどといった、ファミリー向けのミニバン車種も、仕入れたと思ったらすぐ売れていきます。

つまり、「商品化コストのかかりにくい車種」や、「購入ユーザー層が限定的で売りやすい車種」の方が、乗り換え時に高く売れる事も多い、ということになります。

ただし、購入ユーザー層が限定的であるものの、整備や部品交換に高いコストのかかる高級輸入車の場合は、新車価格に比べて買取査定相場が、国産車より安くなる傾向にあります。

年式

新車購入すると、なんだかウキウキするものですが、残念ながら新車も登録・届け出を済ませ、公道デビューした瞬間から「中古車」になり、年数経過につれてドンドン価値は下がっていきます。

誰にもそれを止めることはできませんが、「ちょっとだけ」気を付ければ、同じ車でも高めの査定金額を出してもらえるケースがあります。

一般的に車は、新車時から3年・5年・7年・9年…、のタイミングで車検を受けないと、公道を走行できません。

これまで、数えきれないほど車検を請け負ってきましたが、初回継続車検となる3年目はもちろん、2回目となる5年目辺りまでの車は、ほぼ消耗品の交換・整備や、不具合箇所などの修理をしない状態で、すんなり車検をクリアします。

そのため、5年落ちまでの場合、他の査定ポイントに大きな欠陥が見当たらなければ、正直「相場なり」の査定金額が、どの買取業者に出しても出てくるはずです。

一方、その次となる7年目に関しては、初回・2回目と交換・整備などをしなかった分、車検時の追加作業が、途端に増えてくる傾向にあります。

そして、2回目の車検を受けた後から、3回目車検を受ける寸前までの車を買取査定する場合、次回車検時にかかるコストを計算に入れながら、査定士は買取金額を算出します。

そのため、もちろん車種と走行距離によりますが、6年落ちの車よりも3回目車検をクリア済の7年落ち以降の車の方が、下手をすると高く売れることだってあります。

ですので、3回目の車検を受けたものの、急な事情で愛車を手放すことになった際は、車検時の交換部品や整備内容が記載されている、「点検記録簿」を必ず査定士に見せ、査定金額に反映してもらえるよう、アピールしてください。

走行距離

走行距離が長くなってくると、車は様々な箇所にトラブルが発生しやすくなるため、「短い方が高く売れる」のは事実です。

ただ、プロの立場から言わせてもらうと、「走行距離は短めが好ましい」のは確かですが、「極端に短すぎる車」については、マイナス査定のポイントとなります。

車には、適正な走行距離というものが存在し、おおむね1年あたり6,000~8,000km辺り、5年落ちであれば、3万~4万km程度走っていた方が、走っていない車より状態的に良いことも多いのです。

例えば5年落ちなのに、トータルで1万kmしか走っていない車ですと、1日換算で約5,5kmしか走行していないことになりますし、場合によっては全く走行していない日が、長期間続いている可能性も出てきます。

そういった車は、本来「長時間動いている」はずである車のあらゆる稼働パーツに、錆などが発生し固着していたり、将来的な不具合を起こしたりしかねないため、査定時に商品化コスト分を、マイナスしておく必要があるのです。

とはいえ、「年式は古いですが、走行距離はすごく少ないですよ!」という売り文句は、非常に販売時有効なワードであり、査定士は査定金額を下げる理由に使った、「走行距離の短さ」をほったらかし、セールストークに利用します。

ですので、年式の割に走行距離が短めな車を査定に出したとき、もし「短すぎるからマイナス!」と指摘されたら、「そんなこと言って売るときは高く売るんでしょ?」ぐらいのことは、ツッコミを入れてもいいでしょう。

過走行車を高く売るポイント

走行距離が長めの車を高く売るポイントは2つ。
1つ目は「縁起がいい数字」を狙って、タイミングよく売り抜くことです。

経験から思うのですが、日本人は「縁起」を気にするので、「4」がつく走行距離は結構毛嫌いされ、「7」のつく走行距離は反対に好まれる傾向があります。

また、車を購入する際は、カーセンサーやグーネットなどといった大型中古車情報サイトで、メーカー・車種・価格などと併せ、「○万km以下」といった走行距離での検索をする方も、非常に多くなってきます。

そして、「7万9,999km」の車は「8万km以下」でヒットしますが、1km超えてしまうとたちまちヒットしなくなってしまいます。

メーカー・車種・価格などは、自分の好みや用途、予算に応じて検索しますが、走行距離については、「少ない車」の方がヒット数も伸びてきます。

中古車情報サイトは、業者にとって重要な集客ツールであり、ガリバーやビッグモーターなどの大手ならともかく、中小の車販売店にしてみれば、サイトでの検索が伸びず集客ができないと、店の死活問題に発展しかねません。

つまり、「大台を超えないタイミング」を見計らって売ることが、過走行車を高く売る2つ目のコツになってきます。

「色・傷とヘコミの程度・内装など」

続いてカラーリングや外見、車内空間の状態などによる、査定金額の変化を抑えておきましょう。

車の査定金額だけで言えば、昔から販売店にとって売れやすく、査定アップポイントになるのは、清潔感の出る「ホワイト系」や高級感のある「ブラック系」、そして落ち着きがあり小傷や汚れが目立ちにくい、「シルバー系」です。

ただし、管理が簡単なのも魅力の1つであるシルバー系はともかく、ホワイト系は洗車をサボっていると根深い「水垢」がつきやすいですし、ブラック系は塗料の性質上、他のカラーより塗装面が柔らかいため、注意しないと細かい傷がたくさん入ってしまいます。

ホワイト系の車は、サボらず洗車することも重要ですが、洗車後の水分ふき取りを他のカラーより丁寧にすると、水垢が付着しにくくなります。

ブラック系は、カーシャンプーなどを使った洗車を始める前に、ホースなどで予備洗浄して、塗装面についている粒状の黄砂などを取り除いておけば、小傷が増えるのを幾分防ぐことが可能です。

一方、赤・黄・青などの原色系や、オレンジ・グリーンなどパステル系のカラーリングは、前述した3系統のカラーより、若干「安め」に査定金額が見積もられます。

こういったカラーリングは、非常に好みがユーザーによって分かれるためで、例えば赤色が好きな方に青色の車を勧めても、なかなか契約成立なんてしません。

しかし反対に、カラーの好みがピッタリなら売りやすい、という一面もでてくるので、買取業者によっては無難な淡白系カラーではなく、原色・暖色系の中古車ばかり取り揃えている販売店なんてものも、世の中には存在します。

業界的な話をすると、多くの中古車を並べる大手は無難なカラーを好み、大手にない「個性」を出して差別化を図りたい中小販売店は、奇抜なカラーリングの車でも洗車が行き届いていて発色状態が良ければ、高く買い取るケースも増えてきます。

また、「車種とマッチしたカラー」というのも査定アップポイントで、例えば実にオーナーの70%以上が女性であるラパンの場合、ホワイトやブラック系より、ファニーなパステル系のカラーの方が、高く評価される傾向にあります。

反対に、過去には国内限定で「ピンククラウン」なんてのもあり、好みなので否定するわけではありませんが、「査定金額」となればホワイト・ブラック系より、グンと下がってしまいます。

つまり、原色系や暖色系のカラーリングの車は、買取店の在庫傾向や購入者の好みによって、コロコロ変わるということになるので、高く売るには「一括査定」を利用して、できる限り多くの業者に査定してもらうことが、大切になってきます。

傷・ヘコミ

全ての中古車に言えることですが、数年公道を走行したのですから、いくら洗車に気を配っても、保管場所にルーフなどを設置していても、必ず車には小さな傷やヘコミが入っているのが当然。

あくまで筆者が、査定してきた経験から述べることですが、

爪に引っかからない程度の傷
飛び石などによるえくぼ程度のヘコミ

であれば、何もせずそのまま転売することもあるので、ほとんど減額査定される心配はありません。

ただそれでも、明らかに車体全体にたくさん入っている場合は、修復コスト相当分のマイナス査定はされる可能性があります。

一方、素人目に見てもすぐにわかるほどの傷については、

名刺程度まで・・・1万円程度
名刺以上A4サイズ以下・・・1~2万円程度
A4サイズ以上・・・1,5~4万円程度

というのが、「一応」(財)日本自動車査定協会の規定する、査定時減額相場になっています。

ただ極端な話をすると、同程度の傷が確認できるダイハツミラと、メルセデス・ベンツの査定減額幅が「同額」であるはずがないように、車種・カラーが変われば同じ程度の傷であっても、減額幅は大きく変化します。

一方、ヘコミに関してはえくぼ以上になると、修復するには「板金」が不可欠になるため、傷だけしか入っていない車より、少々評価が厳し目になってきます。

内装

カラーリングをきれいに保ちたい、小傷を防ぎたい、汚れた車にいつも乗っているのはみっともない…、様々な理由でマメに洗車をしている方はたくさんいます。

一方、「自分や家族しか乗らないから」と、室内清掃をしない方もたくさんいますが、次のオーナーは同じ室内空間を共有するわけですから、査定士は当然室内が汚れている車について、想像以上にマイナス評価をするものです。

掃除機がけやマット洗い、シートの拭き上げなど室内清掃は多岐にわたりますが、近年重要な査定ポイントになってきているのが、車内にこびりつく「臭い」の有無です。

ファミリー向けのミニバンで、休日にお出かけなんて楽しいものですが、車内での飲食時に、シートにこぼした食品・飲料を、帰宅後長期間そのままにしておくと、嫌な臭いがこびりついて、なかなか取れなくなってしまいます。

また、家族同然の可愛いペットと、一緒にドライブなんてのも良いですが、車内に残ったペット臭を毛嫌いするユーザーは少なくないため、査定金額の大きなマイナスポイントになる可能性もあります。

そして、車内の査定ポイントで最も大きなウェイトを占めるのは、断然「タバコ臭」となり、「禁煙車」が中古車のセールスポイントとよくアピールされているのも、それが原因です。
ですので、家族でよくレジャーに使う車の場合は、マメな帰宅後の車内清掃を心がけると良いですし、ペットを同乗するユーザーは乗せないユーザーより、一層念入りに同乗後の車内清掃や換気をしましょう。

愛煙家に関しては、健康維持と運転時の安全確保にもつながるので、できれば携帯灰皿を常備し、車外に出て煙草を嗜むことをおすすめします。

ただ、「煙草をいつも車内で吸ってしまっているときはどうしたらいい?」という方もおられるでしょうから、完全にとは言いませんがタバコ臭を軽減させる方法を1つ伝授。

タバコを車内で吸うと、その臭いはシートや天井などに浸透していきますが、それは常時消臭剤を車内に置いていたり、マメに消臭スプレーを吹き付けておけば、結構軽減されます。

しかし実は、しつこいタバコ臭はシートや天井ではなく、フロント・リア・サイドの各ウィンドの内側にこびり付いているので、ガラスクリーナーで内窓を拭いてあげると、茶色いヤニと共にかなり軽減するので、ぜひ試してみてください。

「ナビ・サンルーフ・エアロなどの装備品」

最後にカーナビやテレビ、コンポ・ウーハーなどのAV 関連や、サンルーフ・エアロ・社外アルミホイールなどといった、装備品の有無と査定金額との関係を、それぞれ整理しておきます。

ナビ

カーナビやコンポなどについては、作動することがまず大前提であり、しっかりと作動しても型落ちで古いものや、どこのメーカーの商品なのかはっきりしないようなものについては、マイナス査定材料になることもあります。

なぜなら、AV関連の装備は非常に商品の代替わりが早く、数世代前のモデルの場合、それほど査定アップの材料にはなってきません。

また、

DVD式カーナビ
地デジ非対応
カセットテープ・MDコンポ

などといったモデルについては、地図データの更新やテレビ・音楽視聴できるモデルに、付け替える必要があるため、アップどころかダウン材料になりかねません。

サンルーフ

夜景のきれいな所にドライブに行って、サンルーフから覗く星空を見上げる、なんてとてもロマンチックです。

また、ミニバンで家族レージャーに行く途中、サンルーフを開けて心地よい風を車内に取り込むなんてのも良いですが、サンルーフについてはこのところ、査定での評価が以前と変わってきました。

まず、きちんと開閉するサンルーフの位ついては、今も昔もアップ査定に繋がりますが、反対に動かないサンルーフは無用の長物でしかないため、開閉しない電動サンルーフの場合だと、10万円レベルでダウン査定する査定士もいます。

さらに、サンルーフ装着車の評価が高めだったミニバンですが、サンルーフから頭を出していた子供の死亡事故などの影響から、安全面を考慮して避けるファミリー層が増えてきたため、以前ほどプラス評価する査定士がいなくなったのも事実です。

ちなみに、ハイクラスセダン車種の場合、今でもサンルーフへの査定評価が高めな一方、軽自動車やコンパクトカーが装着していても、ほとんど査定額に影響しません。

エアロ

エアロパーツには純正と社外が存在し、フルエアロのグレードや、特別仕様車などに装着されている「純正エアロ」の場合、状態が美しければ査定のプラスポイントとして、十分期待できます。

しかし、社外エアロの場合は趣味趣向がユーザーによって違うため、販売対象が狭まってしまうことと、

パーツの質が劣悪
フィッティングが悪い
デザインを損なう可能性

などの原因から、マイナス査定ポイントになってしまう可能性が高くなります。

また、純正・車外に限らず割れていたり色あせしている場合は、査定士にとって査定金額をマイナスする、格好の口実になります。

社外アルミ

メーカー問わず、社外アルミホイールに関しては、装着していることで査定アップのポイントになりえます。

ただし、買取業者が必要に応じ「純正ホイールに交換できる」ことが唯一の条件なので、万が一純正ホイールが手元にない場合は、マイナス査定も覚悟しましょう。

また、純正をちゃんと保管していて、査定時にそのことを伝えたのにもかかわらず、マイナス査定の口実にされた場合は注意が必要です。

使用されているアルミは「資源」としての価値が高いため、傷が多く入っていて「ちょっとこのまま使えないかな?」と感じても、純正と取り替えて専門業者に売ることができます。

もし「アルミホイールに傷があるので処分代分マイナスします。」なんてたわごとを言われた場合、そこに愛車を売るのはやめておきましょう。

まとめ

今回、車の査定金額を決めるポイントと、高く売るためのちょっとしたコツを大ボリュームで解説してきましたが、まだお伝えしきれていないこともたくさんあります。

車の査定ポイントは毎日と言っていいほど変化しているものですので、「追加版」や「改良版」を皆様にお届けできればと考えています。

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